京焼・清水焼 1.名工列伝/仁清
2.名工列伝/乾山
3.名工列伝/頴川・木米・仁阿弥
4.京の焼き物いろいろ
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4. 京の焼き物いろいろ

 京焼・清水焼の伝統は、現代の京都の焼き物の作家たちにも受け継がれています。京焼・清水焼の特徴をよく表している、5つの作品をご覧ください。


茶器に描かれる王朝の雅


抹茶碗 扇面散し 宮川香雲作
 伝統的な都の美意識、王朝の雅を感じさせる華やかな色絵は、宮廷の典雅な茶風を伝えてくれます。京焼では昔から普段使いではなく、接客用、遊山用の飲食器が多く作られてきました。現在でも抹茶、煎茶にかかわらず多くの茶器が作られています。


木の桶を焼き物に


楓手文 手桶水指(ておけみずさし)
宮本翠浩作
 京焼では、昔から他素材のものをやきものに写すことが盛んでした。古い花生には楽器や書物、団扇などを象った奇抜なものが多くあります。また、形だけでなく、竹篭などの材質感をたくみに表現したものなどもあります。ここでは本来木で作られる桶をやきものに写しています。


もてはやされる祥瑞(しょんずい)


染付祥瑞(そめつけしょんずい)
武内秀峰作
 すみれ色がかった染付の色と、丸文、幾何学文などの細密な文様を特徴とする祥瑞は、中国景徳鎮(けいとくちん)で焼かれた染め付け磁器です。その様式は茶人に好まれ、京焼においても祥瑞手として模倣されました。


造形のおもしろさ


香合(こうごう)雉子(きじ)
山本一如作
 鳥獣の姿をやきものに写すという彫塑的な造形も、京焼には伝統があります。仁清もそういった造形に腕をふるいました。その代表的なものに雉子の香炉があり、多くの陶工がその写しを作りました。仁阿弥もまたそうした作品の巧者として知られています。


色彩豊かな交趾手(こうちで)


交趾牡丹 橋本龍岳作
 もともと交趾というのはベトナムを指す言葉ですが、ベトナムや中国南部のやきものと、その手法を指して使われます。黄、青、緑、茶などの色釉(いろぐすり)で器を塗りわけたもので、細い紐状の盛り上がりで色の境界をつくるものもあります。この手法を使った交趾手と呼ばれるものは初期の京焼から存在しています。


3.名工列伝 頴川・木米・仁阿弥


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