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1. 京仏壇の世界 2. 仏壇の中の本山 3. 仏壇をつくる人々 |
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1. 京仏壇の世界 仏壇のルーツをたどる
仏壇が普及する以前は、一般民衆の家の中では氏神や祖先を祀(まつ)る祭壇がいろいろな形で置かれていました。室町時代に「書院造り」という住宅形式が登場すると、それらの祭壇が床の間という空間に変化しました。神棚と仏壇はこの床の間が分化したものです。床の間が畳よりも一段高くなっているのは、仏を祀っていたなごりです。仏壇が一般民衆の間にまで普及するようになったのは、江戸時代になってからのことでした。 |
京仏壇の内部を良く見るとそれが寺の本堂に似ていることがわかります。本尊と脇侍(きょうじ)はもちろん、その前に飾られている様々な仏具といい、あたかも本堂を小さくして運んできたかのようです。よく見れば本尊を載せている須弥檀(しゅみだん)の構造までもが似ています。それは京仏壇が家庭における本堂となるように作られているからです。寺の本堂は仏教の宇宙観を示し、京仏壇は本堂の縮図となります。 阿弥陀如来を祀る金仏壇の中が黄金に光り輝いているのは、阿弥陀如来が教えを説いている西方極楽浄土を金色で表現しているためです。また、西本願寺系の仏壇の欄間(らんま)によく牡丹の花が刻まれる理由は、本堂の欄間が牡丹の花であることを意識しているからなのです。 |
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本山の地"京都"の仏壇 京都市内にはおよそ1,600の寺院と、240を超える神社があります。その中には東西両本願寺をはじめ多くの本山があることから、京都全体が一つの門前町のようになっています。千年に及ぶ宗教都市としての長い歴史があるからこそ、各宗派に関して深い造詣を持つ作り手たちが存在し、それゆえ、京都では伝統的に各宗派の法式にかなった仏壇・仏具がつくられているのです。 仏教の教えが本山から各地へ伝わっていったように、あらゆる仏壇も京都から伝わっていきました。京仏壇の作り手たちは、お膝元だけあって常に本山の造形を意識しているといいます。過去の名匠の技に恥じぬ作品を作るために精進する現代の匠たちによって、京仏壇は支えられています。 |
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全国に広がった仏壇造りの技
京都で作られた仏壇は、その後日本の各地に広がり独特の個性を打ち出すようになりました。 ※仏壇産地名をクリックしてください。詳細情報をご覧になれます。
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