越前和紙

 山ゆり 

一枚の紙の大きさは最大2.5m×1.2m。人の大きさと比べてみてください。
製作者 五十嵐康三、美佐子ご夫妻

 横浜市旭区にある神奈川県立公文書館の1階吹き抜けホール、1階休憩室間仕切り、吹き抜けホール2階手摺部分に取り付けられているのが手漉き越前和紙で作られた「山ゆり」です。神奈川県の県花「山ゆり」をモチーフにという依頼に、五十嵐ご夫妻は越前和紙模様づくりのすべての技術を駆使して、総数75枚の大作を完成させました。構想から設置まで約2年をついやした「山ゆり」は和紙文化の大いなる遺産と言えるのではないでしょうか。
美佐子夫人は伝統工芸士です

 和紙の照明 

上:「炭・すき物語」シリーズより。下:すすきあんどん

色鮮やかな襖紙をつくる
栄子さん
製作者 長田栄子さん

 越前和紙を代表する製品である「襖紙(ふすまがみ)」を作り続けている伝統工芸士、長田栄子さん。そのかたわらで、もっと多くの人に和紙の良さを知ってほしい、という願いを込めて和紙の照明などの製品を作ったり、現代美術の世界に取り組むなどの活動を続けています。「伝統工芸を守り続けつつ、その上に新しい感覚を加えてそれを伝統にしていきたい」と語る長田さん。素材の美しさにこだわる作風が新しい和紙の魅力を引きだしています。


 タペストリー 

「化紙/KASI」化石をモチーフにしています

長田和也さん
製作者 長田和也さん

 長田和也さんは前述の長田栄子さんの息子さんです。両親のもの作りに対する姿勢を子どものころから見て育ち、ごく自然にアートに親しんできました。「現代美術今立紙展」への出品をきっかけに、和紙のタペストリーのデザイン、製作を行い、海外にも出品しています。越前和紙産地の後継者たちの活動において、中心的な役割を果たしている和也さん。手漉き襖紙の技術を学びながら、和紙のもつ新たな可能性に挑戦するその姿勢は、後継者の仲間たちにエネルギーをあたえています。


→ 2.手元におきたい和紙グッズ



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