鉄の造形美 1. 茶の美意識 茶釜
2. 南部の伝統を伝える 鉄瓶
3. 暮らしを彩る 鉄の小物
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 京都から伝わった茶釜から始まり、鉄瓶やその他の鉄製品を生み出してきた南部鉄器。それぞれの形や柄などには、東北の風土に根ざした意匠が反映されています。
 茶釜、鉄瓶、鉄の小物の、豊富なデザインの数々をご覧ください。

1.茶の美意識 茶釜

  茶の湯釜の歴史は鎌倉時代にさかのぼるともいわれ、室町時代には、筑前(現在の福岡県)の芦屋釜と佐野(現在の栃木県)の天命釜が茶の湯釜の双璧であったといわれています。
 その後利休の時代になると、京都で盛んに茶の湯釜の制作が行われるるようになり、様々な種類のものが制作されました。釜の種類は膨大で、形や、人名、文様などからその名称がつけられました。

 伝統的な釜の種類にはつぎのようなものがあります。
 

*イラストをクリックしてください様々な茶釜の形の種類と名前がご覧いただけます。

*写真をクリックすると、拡大した写真をご覧いただけます。


萩文芦屋釜(はぎもんあしやがま)

 茶の湯の釜は大別して「芦屋系」「天命系」「京釜」の3種に分類されますが、この釜は「芦屋系」。芦屋の特徴は、肌のきめが細かく、優雅であること。地文様があるものが多く、植物、動物、風景を扱ったものが多くあります。シンプルな形が多いことが特徴です。



柚子肌尾垂万代屋釜(ゆずはだおだれもずやがま)

 釜の肌は釜の優劣を決める最大のポイントいわれています。茶の湯の釜の鋳肌には挽肌、鯰(なまず)肌、梨肌、柚子(ゆず)肌などいろいろあり、肌に文用のない無地肌は産地によって、また職人によっても特徴がでてきます。



盛岡八景釜(もりおかはっけいがま)八角風炉(はっかくふろ)

 八角形の八面に、有名な近江八景にちなんで、暮雪、帰帆、秋月、夕照、晩鐘、落雁、晴嵐、夜雨を表現しています。また、釜輪を通すための鐶付(かんつき)は鬼の顔になっています。このような鐶付は鬼面鐶付と呼ばれています。鐶付の形は釜の姿に大きな影響を与える部分で、鐶付の位置、形が注文する茶人の「目」や時代の流行を示すといいます。



2. 南部の伝統を伝える 鉄瓶


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