![]() |
|
||
| INDEX|歴史|竹のはなし|この人にきく|いろいろ|できるまで |編みの技|新しい竹|竹と暮らす|別府 | |||
| 3. 変幻自在な竹---竹と日本人 |
|
家も、床も、障子も、そして食物まで、全て竹で賄っていた村があったといいいます。そんな話が不思議に納得できるのは、私たちの生活に実に様々な形で竹が関わっているから。姿を変えて私たちのそばにいる竹。その多彩な姿のいくつかを紹介します。
竹に暮らす−住宅のなかの竹
伝統的な民家では、竹は土壁の下地や屋根の垂木(たるき)、垂木に渡して屋根裏板などを受ける小舞(こまい)として使われていました。茶室建築にも多用され、竹は床の間や床柱に使われることもありました。数寄屋建築の天井には、網代(あじろ)編み竹細工のものや竹を張り巡らせたものが使われるなど、竹は昔の日本の家屋に深い関わりを持っていました。垂木や小舞、天井として使われた竹が、永い年月かけて囲炉裏の煙で燻され着色されたものは煤竹(すすたけ)といい、現在の竹細工の素材にもなっています。
また屋外では、竹垣根、外壁の装飾材、濡縁の材料として竹は使われました。中でも桂離宮の月見台は、丸竹を並べて敷き詰めた爽やかな風情が有名で、現代の数寄屋建築にも影響を与えています。
茶道具の竹と言われてまず挙げられるのは茶筅(ちゃせん)や花入れですが、その他にも随所に竹は用いられています。茶人が自ら削りその美意識を表わす茶杓(ちゃしゃく)。そして柄杓、蓋置、外に目を転ずれば筧(かけい)に鹿威し(ししおどし)と枚挙に暇がありません。
中国地方山間部に伝わる『花田植え』や、『代神楽』と呼ばれる獅子舞などで使われる、簓(ささら)は竹の打楽器です。その他、アジア各地の民族楽器にも竹は管楽器や弦楽器としてさまざまに使われ、美しい音色を響かせています。
竹、古今東西 世界的に竹の存在をアピールしたのは、エジソンの電球。1879年に発明された白熱カーボン電球を、明るく輝かせたのは京都のマダケ製のフィラメントでした。
SPレコードがつくられた時に音を奏でたのは竹針で、斜めに切った竹の針を専用のはさみで切りながら使いました 。最近では竹炭が燃料や土壌改良材などとして注目され、研究されています。 |
|