美しい模様を織りなす7つの技


 帯から着物の生地まで、幅広く手掛ける桐生織の産地。桐生織は7つの織り方が国の伝統的工芸品として指定されています。

お召織
お召織(おめしおり)

桐生の織物を代表する織物です。細かいしぼが特徴で、その細かさは縮緬以上です。独特の上品な光沢と腰のある風合いが特徴です。

 
緯錦織
緯錦織(ぬきにしきおり)

8色以上のよこ糸で文様を表す織物。帯の制作につかわれる技法で、豪華な織りに仕上がります。

 
経錦織
経錦織(たてにしきおり)

3色以上のたて糸で文様を表す織物。緯錦織がよこ糸で文様を表現したのに対し、これはたて糸で文様を表します。

 
風通織
風通織(ふうつうおり)

二重、三重織の代表です。2色以上のたて糸、よこ糸を使用します。色の異なった織り方を交互に表面にだす二重組織で、その間にわずかながらも隙間の出来る袋状の組織になっています。2枚の織物の間を風が通る、という、とてもわかりやすいネーミングの織物です。

 
浮経織
浮経織(うきたており)

重ね織で、2色以上のたて糸を、高い密度で整経して織ります。紋経糸(もんたていと)で模様を表わします。

 
経絣紋織
経絣紋織(たてかすりもんおり)

経絣(たてかすり)という、かすりの模様が出るように染め上げたたて糸と、絵緯(えぬき)というよこ糸で紋様を表わします。


綟り織(もじりおり)

通常のたて糸に加えて、「からみたて糸」というもう一本のたて糸を必要とする織り方です。綟り織には特殊な織り方や装置を必要とします。紗(しゃ)、絽(ろ)、羅(ら)の3つの織り方があります。


紗
(しゃ)

綟り織の基本。1本のよこ糸に2本のたて糸がからみます。奈良時代に中国から伝えられた、最も古くからある織物です。肌ざわりがさらっとしていて、夏の着物によく使われます。表面に光線を受けると、透けて木目のような織り目があらわれ、とても涼しげです。

 
絽
(ろ)

綟り織と平織り、綾織りを組み合わせて織られた、すだれ風の織物。複数(奇数本)のよこ糸に2本のたて糸がからみます。夏の着物として利用されます。

 
羅
(ら)

全てのたて糸がもじりあう、綟り織の中で最も複雑な、手機でしか織ることの出来ない織り。複雑で難しい織りにもかかわらず、飛鳥時代から織られていたという大変歴史のある織りです。



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